単身赴任で二重にかかる生活費!家計を圧迫しないための対策

単身赴任になると生活費が二重にかかります。

長女が3歳0か月、次女が0歳6ヵ月のとき、夫が転職をして別居生活が始まりました。

我が家は「単身赴任」ではなく、正確には「別居」ですが、お互いに行き来して二拠点生活ライフを送っています。

この生活をスタートさせたとき、初期費用が結構かかったんです…。
初期費用だけでなく、月々の生活費も劇的に増えました。なんたって生活拠点が2カ所になり、生活費が倍かかってます…。

これからご家族が別拠点で生活を迎える方向けに、どんな費用がどれくらい生活費が増えるのか、またその対策についてまとめたので参考になれば幸いです。

単身赴任でかかる費用はどんなものがある?

・家賃
・食費
・水道光熱費→二拠点分の電気・ガス・水道料金
・通信費 自宅Wi-Fi
・交通費 赴任先と自宅を行き来するための交通費
・家電や家具 生活に必要な最低限の家具や家電

単身赴任(別居によるひとり暮らし)には上記のような費用が発生します。
項目を書き出すだけでもゾッとしますよね…。

初期費用としては、引越し費用、住宅契約にかかる費用、家具・家電一式をそろえる費用がかかります。
その後は赴任先と元拠点先の2カ所の生活費がかかってきます。

単身赴任で月々の生活費はどれくらい増える?

※画像※

生活拠点が2カ所になっても、家計は一つなので出費は確実に増えます。
どれくらい増えるのかは、都市部なのか地方都市なのかで大きく変わってきます。また自炊ができるのか、近所にスーパーがあるのか等の生活レベル・生活環境によって変わってきます。

参考に総務省統計局の単身世帯の月平均支出金額が以下になります。

項目月平均金額
食費43,941円
住居23,372円
光熱・水道12,816円
電気代6,756円
洋服1,949円
保険医療8,394円
通信6,379円
総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 2024年 年次より抜粋

総務省統計局の家計調査(家計収支編) 単身世帯 2024年平均から金額を抜粋しています。世帯は”単身”なので、単身赴任をしている単身世帯だけでなく、赴任にかかわらず一人暮らしをしている”単身の世帯”となっています。総務省統計では二人以上になると一般世帯としています。

統計によるとひと月の支出平均は169,547円!
年次統計表を確認すると2007年からの金額を一緒に確認できます。物価高の影響により、ここ数年は支出が増えているのがよくわかります。

ざっくり!我が家はこれだけ支出が増えた!

我が家は結婚してから家計簿をエクセルで入力しています。別居前と別居後にどれくらい生活費が増えたのかを算出してみました!
結婚当初から現在に至るまで、賃貸物件に住んでいます。家賃は地域差があるため、別居前の項目には含んでいません。

項目月平均金額
家賃シークレット
食費(外食含む)45,000円
生活費9,000円
水道3,000円
電気5,500円
ガス7,000円
別居前の我が家の家計簿より
項目月平均金額
家賃(共益費込み)50,000円
食費(外食含む)52,000円
生活費4,000円
水道家賃に含まれる
電気2,000円
ガス3,500円
別居後の夫生活費
項目月平均金額
家賃シークレット
食費(外食含む)45,000円(変化無)
生活費5,000円(-4,000円)
水道3,000円(変化無)
電気5,500円(変化無)
ガス6,000円(-1,000円)
別居後の妻+子ども2人の生活費

別居前と別居後の生活費を比べてみると、別居したからといって残された家族にかかる費用は▲5,000円ほどで思いのほか減っていません。

夫の単身生活費は上記に加え諸費(帰省費用)含め約120,000円かかっているため、減少分以上に単身の生活費がかかっています。
夫は自炊が苦手です…。また終業時間が遅いので外食で済ませてしまうことが多く、食費にお金がかかっています。単身の生活費がどれだけ増えるのかは、自炊できるのか等の生活レベルで変わってきますね。

二重生活費で家計が赤字!対策と節約術

単身の生活費が増えるのは確実なので、家計が赤字に陥る可能性があります。
そこで、以下の対策を検討しましょう!

住居費を抑える

・敷金、礼金無し物件
・家具付き
・家電付き
・Wi-Fi込み
最終手段は……家賃値下げ交渉!

会社の社宅や寮を利用できる場合は、積極的に活用しましょう。賃貸物件を選ぶ場合は、家賃補助のある物件を優先的に探すのも有効です。また初期費用を抑えるために、敷金無・礼金無・家具付き(クローゼット等)・家電付き(洗濯機等)・Wi-Fi込みの物件を条件に入れて探してみてください。

夫は家賃値下げ交渉をして家賃が5,000円安くなりました。
家賃を値下げなんて、聞いたことがなかったので隣にいる私はとっても恥ずかしかったです…。でも数千円でも安くなるのは嬉しい!!夫よ、ありがとう!

値下げ対応してくれるかどうかは、物件(人気物件なら無理)とオーナーの対応によるので必ずしも値下げしてもらえるかはわかりませんが、一声かけてみるのはありだと思います!

光熱費を節約

電気代の安い深夜に洗濯(近所迷惑にならない程度に!!)や調理をする、LED電気に変更するなどの節約方法もあります。冬場の暖房費を抑えるには電気毛布を活用すると効果的です。

食費を工夫する

外食が続くと食費がかさむため、可能な限り自炊をしましょう。簡単に調理できる冷凍食品やレトルト食品を活用するのも一つの手です。
まとめ買いをして作り置きをすることで、毎日の食費を抑えられます。
ふるさと納税を活用して、お惣菜等を返礼品として受け取るのも有効です。

家電はレンタルを活用

短期間の単身赴任なら、家電のレンタルサービスを利用するのが経済的です。必要な家電すべてを個別にそろえるよりも、セットでレンタルするほうが安く済む場合もあります。
また、赴任終了後に扶養になる家電を処分する手間とコストを省くことができる点もメリットです!

帰省交通費を見直す

帰省頻度を減らすことも節約になりますが、待ってる側(私!)からすると頻度を減らされると悲しいので頻度を減らすのではなく、交通手段を工夫しましょう。
LCC(格安航空会社)や高速バス、回数券、株主優待券を利用することで、交通費削減か可能です。金券ショップで購入するとさらにお得になります。
金券ショップによって回数券等の販売金額が違うので、複数店を比べてからの購入がオススメです。

無理なく単身赴任を乗り切る!

単身赴任に伴う二重生活費は避けられませんが、事前に対策を立てることで無理なく、やりくりできます。住居費や交通費を見直し、無駄な出費を削減して、家計への負担を抑えることが可能です。

会社の手当制度も積極的に活用し、無理のない単身赴任生活を送りましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました