
父親が県外や海外に単身赴任している、それだけで、子どもとの距離や関係性に不安を感じる方は多いのではないでしょうか。私もその一人でした。
我が家も長女が3歳、次女が0歳6ヵ月で父親が県外に単身赴任しており、会えるのは月に1~2回ほどです。
「父親の背中をどうやって子どもに見せればいいのか」、「一緒に過ごす時間が少なくても、存在感を伝えることはできるのか」と日々模索しています。それでも工夫次第で父親の存在は日常にしっかりと根付き、子どもにとって”遠くにいても身近な存在”であり続けています。
父親と離れて暮らし早5年。
経験をもとに、単身赴任中の父親が子どもにどうかかわってきたのか、我が家の取り組みのご紹介。
単身赴任でも父親の存在を日常にー我が家が大切にしている関り方ー

父親が単身赴任になると、どうしても「いつも家にいない人」、「たまに会う存在」という印象が強くなりがちです。そうなると、子どもにとって父親の存在が、日常から少しずつ遠のいてしまう不安がありました。
そこで、我が家が大切にしているのが、父親の存在を日常の中に感じられる工夫です。
具体的には毎朝、朝食を取りながらビデオ通話を行っています。時間はほんの10分程度ですが、「おはよう」と顔を見て声を聞くことで、父親は日常の生活の延長線上にいる存在になると思います。いつもの時間になる「もうそろそろ電話かかってくるかな…」と毎朝、子どもも自然と楽しみになっているようです。
朝食を食べながら、今日の学校の授業は何があるのか、今日は誰と遊ぶのかなど話しています。
大切なのは長時間話すことではなく、継続することだと思っています。長女は寝坊しがちで、ときに2~3分でタイムアップになることもあります…。それでも、毎日続けることで「離れていても見守ってくれている」という安心感が子どもに伝わってくれていると信じています。
月1回の再開が親子関係を深める

我が家では、父親と直接会えるのは月に1回程度です。最初は、四国←→関西の距離感であればもっと会えると思ってたんですけどね。父親の飲み会があったり、子どもも友達との約束や習い事があったり…月1回程度の回数になっています。
一見少ないように思えますが、この限られた時間の中で「どれだけ長く一緒にいるか」よりも「子どもとどう向き合うのか」を意識して、過ごすようにしています。
父親が帰省する日が決まると、子どもは一緒にどこに遊びに行くのか、何を食べるのか、何をするのかをよく話してくれます!
父親がいないと行けないような場所に行くことが多く、普段行かない大型公園によく行っています。私一人だと行く公園の規模を考えないと子ども二人を見守るのが大変で…実際、子どもを見失ったことがあるので大型公園に行くのには躊躇します…。
私とはできないようなアクティブな遊びも父親が一緒だと私も安心です。縄跳びや鉄棒を教えてもらう時間もとても大切なひと時です。私では子どもに伝えられてなかったような言葉だったり、根気よく付き合う姿勢だったりと私もいい刺激を受けます。
こうした関りの中で、子どもが感じ取っているのは遊びの楽しさではなく、自分のことをしっかりみてくれている、向き合ってくれているという安心感だと思います。
家族みんなで過ごす時間は確かに大切です。しかし、子どもと一緒に過ごす時間よりも、どれだけ真剣に子どものと向き合ていているのかが大事だと思っています。単身赴任で会う頻度が少なくても、向き合い方次第で親子の絆は十分に深まると信じています。
長期休暇は「父親と暮らす時間」を大切に

夏休み・冬休み・春休みの長期休暇には、父親の住んでいる家に行き、一緒に生活しています!この時間は、我が家にとってとても大切な時間です。
父親の家では、朝起きて一緒に朝食を取り、仕事に向かう姿を見送り、帰宅後にはその日の出来事を話す…当たり前のことかもしれませんが、短期間だけど「父親と暮らす」というそものもが、子どもにとって大きな意味を持っています。
最初は慣れない環境に戸惑う様子も見られました。例えば、いつもと違う部屋の広さに落ち着かなかったり、寝る時間になっても自分の家と違うと感じてなかなか眠れなかったりします。生活リズムが普段と違うことに不安を感じることもありました。
しかし、数日一緒に過ごすうちに子どもは少しずつ環境に慣れて行きました。今では父親の家を「もう一つのお家」と言うようになりました!自分の居場所が二つあるという感覚は、子どもにとって大きな安心感に繋がっているようです。
父親と生活を共にすることで、生活面や仕事への姿勢も自然と目に入ります。朝早く起きて出勤準備をする姿、帰宅してからや土日にも仕事に関する勉強をする姿…そんな父親の姿から仕事への責任感を学んでいると思います。
単身赴任は家族が分断されるものではなく、家族の絆が深まるもの。そう前向きにとらえられるようになりました!
夏休みの自由研究は「父親の住む町と父親の仕事」
長女が小学2年生になり、学校の生活科学習で「地域のお仕事」を学習していました。そこで、夏休みの自由研究では「単身赴任の父親が住む町、父親の仕事」をテーマにしました。子どもも「学校のみんなにここに遊びに来てもらうんだー!」と楽しそうに話してくれました。
まずは地図で父親が住んでいる場所を確認し、どんな町なのか、何が有名何か、住んでいる人にインタビュー。
インタビューした内容は…
- この町で有名なもの
- 美味しい食べ物
- 住んでいて良かったこと悪かったこと
子どものインタビューに快く対応してくださった観光案内所の皆様、図書館で働く皆様、本当にありがとうございました!!
次は、父親は誰とどんな仕事をしているのかインタビュー、父親と一緒に働く人にインタビュー。
- どんな仕事をしているのか
- 仕事をしていて大変なこと
- 仕事をしていて嬉しかったこと
自由研究を通して、父親の価値観や人生観に触れることができました。また父親は”遠くにいる人”ではなく、”自分の人生とつながっている存在”になったはず!単身赴任という環境だからこそ生まれた学びであり、かけがえのない経験ができたと感じています。



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